沖縄本島から飛行機で手軽に行ける与那国島!運賃や所要時間などを徹底解説
目次
沖縄本島から気軽に行ける与那国島とは?
与那国島は日本の最西端に位置している島であり、他の場所では見られない大規模な海底地形が魅力の離島です。
そして、沖縄本島からも気軽に行くことができ、国内だけでなく海外からの観光客も多く訪れています。
また、沖縄旅行の醍醐味として、離島巡りが挙げられます。
飛行機などの移動手段で手軽に行ける与那国を含む離島は、旅行の行き先候補としても盛り込みやすい場所です。
離島に行くことだけを目的に旅行したり、沖縄旅行プランの一つに離島への観光を組み込んだりするなど、楽しみ方は人それぞれで異なるでしょう。
移動手段としては飛行機とフェリーの2種類がありますが、運行の本数や移動時間を理由に飛行機を選ぶ人が多いです。
そこで今回は、沖縄旅行として与那国島に行ってみたいと考えている方に向けて、与那国島の基本情報やレンタカー屋さん、宿泊施設などの情報をご紹介させていただきますので、ぜひ旅行前の参考にしてみてください!
与那国島の場所
沖縄県の離島の一つである与那国島ですが、具体的にどこに位置しているのか疑問に思う方もいるかもしれません。
与那国島は日本最西端の島で、石垣島と台湾の中間あたりに位置しています。
具体的には、沖縄本島からは南西へ約509km、石垣島からは西へ約127kmの位置です。
そして、台湾との間には約111kmの距離があり、石垣島よりも台湾の方が近い位置にあります。
その近さから、晴れている与那国島では、稀に台湾の山並みが見えることもあります。
台湾の山並みなどの景色は、与那国島の西崎(いりざき)という観光スポットで見られることがあるので、訪れてみると良いでしょう。
那覇と与那国島の気温や降水量の違い
旅行の際に気になりがちなのが、天気や気温といった気候でしょう。
暑い寒いなどの極端な気温ならばそれに適した服装を準備し、雨が多いなどの特殊な天気なら、旅行を避けたりそれに備えた準備をしたりしたい方も多くいます。
沖縄県の気候は亜熱帯に属しており、年間を通して暖かく、梅雨や夏には蒸し暑くなります。
その点においては、那覇でも与那国島でも大きく変わることはありません。
ただ、那覇のある沖縄本島は与那国島よりも北の方にあるため、平均気温は0.5℃〜1℃程度、やや低いものとなっています。
具体的には、那覇の年平均気温が23℃前後で、与那国島の年平均気温は24℃前後です。
ただ、与那国島は海に囲まれているため風が強く吹き、気温や湿度が高くても体感的には涼しく感じるともいわれています。
次に降水量の違いについては、那覇を基準とした年間降水量は約2,040ミリ、与那国島の年間降水量は約3,000ミリとされています。
那覇の方が年間降水量は少ないといえますが、どちらであっても雨の多い地域です。
特に台風のシーズンである6月から9月の間はスコールが多くなります。
この時期に与那国島へ旅行に出かける際には、雨への備えはしっかりとしておきましょう。
雨具などの用意はもちろんのこと、大雨の場合は飛行機やフェリーなどの運行にも影響が出るため、注意が必要です。
那覇から与那国島へは飛行機で1時間半!
与那国島には与那国空港があるため、那覇空港から出る飛行機で与那国島に行くことが可能です。
移動にかかる時間は大体1時間半なので、それほどストレスを感じずに行動できるでしょう。
少し仮眠をとったり、景色を楽しんだりしていると到着する時間です。
ここからは飛行機で那覇から与那国島へ行く際の時刻に関する情報や、安く利用できる方法をご紹介します。
那覇発ー与那国空港行きの時刻表
那覇空港で案内されている与那国空港行きの便は多くの場合、1日に2便です。
7時15分発8時35分着の便と、12時25分発13時45分着の便があります。
午前と午後の2便しかなく、夜に与那国島へ行って次の日に観光といった旅行プランを実現できないため、覚えておきましょう。
与那国空港発ー那覇行きの時刻表
続いて、与那国空港発那覇空港行きの時刻表についてもご紹介します。
こちらは多くの場合、11時25分発の12時40分着の1便のみです。
もし乗り遅れてしまうと、その日のうちには那覇に直通の便では帰れなくなってしまいます。
那覇直通の便で帰りたい場合は、飛行機の時間に合わせたスケジュールを組むようにしましょう。
往復割・早割でお得に!
旅行の際は、なるべく飛行機の料金を安く抑えたいと考えている方もいるでしょう。
那覇から与那国島行きの飛行機を運用しているのは、RAC(琉球エアーコミューター株式会社)のみで、他の安い航空会社を使うといった方法はできません。
しかし、航空会社の多くが、往復分を予約する往復割や、早めに予約する早割などの割引を実施しています。
例えば、JAL(日本航空株式会社)の早割は8種類あり、搭乗日の7日前までに予約すると適用される特便割引7や、搭乗日の75日前までに予約することでかなり安くなるウルトラ先得などを利用可能です。
そして、RACはJALのグループ会社で同じく往復割や早割に対応しています。
それを活用することでお得に飛行機を予約できるため、予定を早めに決めて飛行機を予約するのもおすすめです。
景色を楽しみたい人必見!飛行機のおすすめの席
飛行機に乗るからには、窓からの景色を眺めながら移動時間を楽しみたいという方もいるのではないでしょうか。
飛行機は席によっては景色があまり見えないということも考えられるため、せっかく窓側の席を予約したのに景色が見えないことも起こりえます。
那覇空港から与那国空港行きの飛行機を利用する際に景色を楽しむには、進行方向に対して左側の窓席が、沖縄の島々が見えやすくおすすめです。
そして、帰りの場合には、右側の窓席が景色を楽しみたい方にぴったりです。
また、翼に近い席の場合、窓際の席でも景色が見づらくなってしまうため、その点に注意して席を選びましょう。
実は石垣島ー与那国島間も飛行機で移動できる!
与那国島に行く方法は、那覇から飛行機に乗るだけではありません。
実は、石垣島から与那国島へも飛行機で行くことができます。
石垣島から与那国島へ行く場合は、飛行機で約30分の移動時間で済むため、那覇からよりもさらに手軽に旅行できます。
さらに、移動時間が短く済む分、1日に運行されている本数も多いため、石垣島から与那国島間を日帰り旅行する方も少なくありません。
スケジュールに余裕がある場合には、石垣島を旅行の拠点にして与那国島を観光する楽しみ方も良いでしょう。
ちなみに、与那国島には宿が少なく、島内で宿をとるのが大変と感じる方もいます。
個人経営の宿も多く、電話がつながりにくいケースもあるため、与那国島で宿をとりたい場合は旅行の日取りが決まったらすぐに予約しておくと安心です。
新石垣空港発ー与那国空港行きの時刻表
新石垣空港から与那国空港に行く飛行機の便は、多くて3便です。
ただあくまでGWなどの旅行のピークシーズンに合わせて本数を増やしていることで3便になっており、通常は1日2便のケースが多いです。
それぞれ10時5分発10時35分着の便と15時25分発15時55分着の便が用意されています。
旅行に行くタイミングにもよりますが、柔軟に便を選ぶことが難しいため、スケジュールを組む際は注意しましょう。
与那国空港発ー新石垣空港行きの時刻表
次に、与那国空港発新石垣空港行きの時刻表をご紹介します。
新石垣空港行きの便は、1日4便と比較的多く、予定に合わせた便を選びやすいです。
それぞれ、9時05分発9時35分着の便、14時15分発14時45分着の便、16時25分発 16時55分着の便、18時50分発19時20分着の便が用意されています。
石垣島で宿泊する際も、乗り継ぎの経由地として使う際でも、便利に利用できるでしょう。
新石垣空港ー与那国空港間の運賃
新石垣空港から与那国空港間の運賃は、前日に予約した場合は約13,000円であり、早割が適用されれば約9,000円で利用できます。
ただし、約9,000円の運賃に関しては、日時変更を行わない場合のみです。
もしものときに備えて変更できるようにしておきたいなど、柔軟な対応が必要な場合は運賃が上がってしまうため注意しましょう。
また、GWなどの旅行のピークシーズンには、少し料金が上がる傾向にあります。
ピークシーズンでも早割を活用すれば安く乗れる可能性があるので、上手く活用していきましょう。
直行便より新石垣空港を経由した方が安い場合も!
旅行の際に気になるのが移動にかかる交通費です。
お土産や観光スポット、飲食代など旅行でお金を使いたい部分はたくさんあるため、移動に必要な費用はなるべく抑えたい方も多いでしょう。
その際には、那覇空港から与那国空港への直行便ではなく、新石垣空港を経由するルートも検討してみましょう。
なぜなら、那覇空港から与那国空港に向かう直通便の場合、JALのグループ会社であるRACのみが対応していて、運賃が高めの傾向にあるからです。
新石垣空港から与那国空港へ向かう場合もRACのみが対応しているのですが、那覇空港や他の空港から新石垣空港までの区間は様々な航空会社が対応しています。
そのため、活用する飛行機によってはその区間の運賃を抑えられる可能性があるのです。
那覇から与那国島までの直通便の料金と、那覇から石垣島区間の料金+石垣島から与那国島までの料金の合計の場合、後者の方が安くなる場合があります。
乗り継ぎを行う分、少し手間に感じるかもしれませんが、なるべく交通費を抑えたいならこの手法はおすすめです。
各航空会社の運賃を比較して納得のいくプランを練りましょう。
那覇ー新石垣空港は格安航空(LCC)を活用しよう!
那覇空港や他の空港から新石垣空港まで向かう際の運賃を抑えれば、交通費が安くなるかもしれません。
例えば、LCCと呼ばれる格安航空会社のサービスを活用することがおすすめです。
LCCはJALやANAといった一般航空会社と比べると各種サービスを有料化したり簡素化することで、運賃自体を低価格に抑えています。
そのため、LCCを活用すれば新石垣空港までの移動費を安く抑えることが可能です。
LCCでは対応していないアメニティや食事などのサービスは受けられなくなるか、有料になるのに加えて、座席も狭く感じる場合があるかもしれませんが、移動費を安く抑えたい方にはとてもおすすめです。
上手く活用して交通費を抑えた旅を実現しましょう。
新石垣空港は乗り換え時間も快適!日本最南端のスターバックスも!
乗り継ぎを行う際に不安になるのが、乗り換えまでの時間で退屈しないかという点です。
特に乗る予定の便まで余裕を持った時間を設定していると、思ったよりも待ち時間が多くて大変だったということも起こりえます。
旅費を抑えるためとはいえ、長時間待つなら直通便が良かったと後悔してしまうかもしれません。
しかし、新石垣空港ならばその心配は不要です。
新石垣空港はそこだけでも観光スポットになるほど、充実した施設で快適に待ち時間を過ごせます。
例えば、ゲームコーナーは小さなお子様から楽しむことができ、日本最大の蝶「オオゴマダラ」が舞う光庭などがあります。
お土産が購入できるお店や飲食店もあるため、沖縄のグルメを楽しんだり、ウインドウショッピングをしたりなど、楽しみ方も様々です。
さらに、新石垣空港には日本最南端のスターバックスもあるため、コーヒーを飲みながら待ち時間を過ごす楽しみ方もできます。
沖縄デザインのスタバカードや沖縄デザインのマグカップなど、限定品の購入もできる店舗なので、沖縄旅行の思い出として購入するのもおすすめです。
色々なお店や施設で、充実した待ち時間が過ごせること間違いなしのスポットといえます。
与那国空港に到着後の移動について
飛行機で手軽に与那国島に行けることは前述のとおりです。
しかし、与那国島に到着後はどのように行動すれば良いか分からないという方もいるのではないでしょうか。
そこでここからは、与那国空港から近い集落や、空港に到着してからの移動手段についてご紹介します。
一番近い集落は祖納地区
与那国島には祖納・久部良・比川の3つの集落があります。
そして、与那国空港から一番近い集落が祖納地区です。
祖納は与那国島で最も大きい集落であり、食堂や居酒屋といった飲食店も多く、与那国町役場もあるなど、島の中心地となっています。
ティンダバナなどの観光名所もあり、見どころに溢れた地区のため、手始めに祖納地区から探索するといった行動もおすすめです。
また、古民家宿やゲストハウスなど宿も多い地区です。
与那国島を泊りがけで観光したいという場合にも活用できます。
移動はレンタカーがおすすめ
与那国島での移動手段には、自転車にタクシー、無料の生活路線バスなど様々な移動手段が利用可能です。
その中でも、レンタカーの利用が与那国島での移動手段としておすすめします。
与那国島は、アップダウンの激しい地形をしているため、徒歩だけで行動するのは過酷です。
加えて観光スポットが点在しているため、与那国島の観光名所を全て巡ろうと思うと、徒歩では非常に大変です。
また、各地の移動に使える生活路線バスも頻繁に運行しているわけではなく、一本ごとに間が空くため、長い待ち時間が発生しかねません。
さらに、バス停によっては時間を潰せるような施設が近くになく、炎天下に晒されるため、体力を消費することもありえます。
そのため、移動に時間がかからない車を使えるレンタカーがおすすめになるのです。
また、車の場合は1時間程度で十分に島内を1周できます。
1時間は単純に移動にかかる時間であるため、観光スポットへの滞在時間も含めれば、観光にかかる時間はより長くなるといえるでしょう。
スポットへの滞在時間+移動時間を考慮しても車があればゆっくりと楽しめるので、初めて観光するのであればレンタカーを活用されることをおすすめします。
空港周辺のレンタカー屋さん
与那国島の観光にレンタカーを利用する場合は、空港周辺のレンタカー屋さんに相談することをおすすめします。
なぜなら、空港周辺にあるレンタカー屋さんを活用すれば、レンタルに時間がかからず、車を返却してからもスムーズに空港に移動できるため、帰路につきやすいからです。
ここからは、空港周辺のレンタカー屋さんをご紹介させていただきますので、レンタカー屋さんを選ぶ際の選択肢に入れてみてください。
むんぶレンタカー
与那国空港から近いレンタカー屋さんであれば、すぐに車を借りられるため移動も安心です。
一番近いレンタカー屋さんを選びたいという方には、むんぶレンタカーがおすすめです。
与那国空港正面玄関出てすぐの位置にあるため、店舗の場所が分からないという心配もありません。
また、むんぶレンタカーで借りられる車は、軽自動車と普通自動車の2種類です。
大きめの車から小回りの車まで幅広く選べるため、乗りなれている車を選ぶこともできますが、大勢で乗車できる車を選ぶこともできます。
また、全車両にドライブレコーダーが付いているなど、サポートも充実しています。
空港から近くにあって安心できるレンタカー屋さんを探している際は、むんぶレンタカーがおすすめです。
SSKレンタカー
SSKレンタカーは与那国空港から徒歩2分の位置にあり、すぐに使えるレンタカー屋さんです。
運営は最西端観光株式会社で、レンタカーサービスのほかに、観光タクシーや観光バスの運用も行っています。
SSKレンタカーは空港までの送迎などは対応していませんが、徒歩2分の位置にあるため、お店から空港までの移動時間を心配する必要もありません。
さらに、返却は18時まで受け付けており、観光に時間をたっぷりと使うことができるのも魅力的です。
車のタイプは軽自動車だけでなく、ワンボックスのような大型の自動車も扱っているため、複数人での旅行でも安心です。
大勢の友達と旅行に行く際に大きめの車が使いたいという方は、ぜひチェックしてみてください。
那覇ー与那国島は日帰りが難しい
那覇から与那国島は、飛行機を使えば1時間半ほどで移動できます。
移動に何時間もかからないということは、日帰りをしても負担が少ないです。
また、与那国島は小さい島のため、日帰りでも十分楽しめるのではないかと思う方もいるかもしれません。
与那国島には宿が少ないため、宿を探さずに済むのであれば旅行の準備がスムーズになると思う方もいるでしょう。
結論として、那覇ー与那国島の日帰り旅行はおすすめできません。
その理由は飛行機の便が少ないことや、かなりの弾丸ツアーになるためです。
那覇から与那国島に行く便は1日で多くて2本ありますが、与那国島から那覇に戻る便は1便であることがほとんどです。
つまり、その便を逃すと那覇に戻るのが難しくなってしまいます。
そして、与那国島から那覇の便は多くの場合、11時25分発12時40分着の便しかありません。
例えば、与那国島へ向かう時に早朝便を利用したとしても、帰るために11時には空港に戻る必要が出てくるのです。
そのため、観光に使える時間が極端に少ないということになります。
また、観光時間が少なくなることは、訪れるスポットを限定したり滞在時間も短く抑えたりするような弾丸ツアーになりかねません。
さらに、与那国島は見所がバラけている観光地であるため、車を使ったとしても各所を巡るための移動時間が必要になります。
使える時間が限られているということは、必然的に移動時間も抑えたいということになるので、空港から近いスポットしか観光できないことになる可能性があります。
与那国島は小さい島とはいえ、時間に余裕をもって行動したいなら日帰り旅行を避ける方が無難といえるでしょう。
日帰り旅行は最終便を乗り継いで帰らないといけない
那覇から与那国島の直通便で日帰り旅行を行うことは、現実的ではありません。
ただ、旅行に使える日数が限られているなど、事情があって那覇から与那国島の日帰り旅行を実現したい方も少なくないでしょう。
そのような場合は、各便を乗り継ぐことで日帰り旅行を実現できます。
例えば、与那国から那覇に行く飛行機は1日1便であることが多いですが、与那国島から石垣島へ向かう便は1日で多くて4便あり、石垣島から那覇へ行く便も1日に複数あります。
そのため、石垣島を経由地にすることで、那覇に戻れないということが起こりにくくなるのです。
つまり、那覇から与那国島に向かった後は、与那国島から石垣島を経由して、那覇に戻る形にすれば、日帰り旅行が可能ということになります。
ただし、石垣島を経由したとしても、日帰りということで観光時間が少ない点は同じです。
せっかく来たにも関わらず、各地に留まれる時間が少なくなってしまうかもしれないので、何度か与那国島に来ていて観光に慣れているという場合を除き、日帰り旅行ではなく宿泊を視野に入れることをおすすめします。
また、那覇から中部、関東などと本土へ移動する必要のある方は、さらにその地域へ行く飛行機に乗る必要があるので、その点も考慮して飛行機を予約しておきましょう。
与那国島旅行のおすすめは2泊3日
宿泊を視野に入れて与那国島を旅行する場合、何日くらい必要なんだろうと疑問に思う方もいるはずです。
飛行機の本数や与那国島の観光にかかる時間などを考慮すると、2泊3日が最適といわれています。
まず与那国島を巡るのにかかる時間自体は、1日あれば十分という声が多いです。
実際に現地で宿泊をする場合は、じっくりと時間をかけて各地の観光スポットを巡ることができます。
例えば、2泊する場合は1日目は移動に時間をかけた分、宿から近い範囲だけを探索するという楽しみ方も可能です。
そして、2日もあればシュノーケリングや海底遺跡探索といったレクリエーションも存分に楽しめます。
ただし、本土からの旅行の場合には、飛行機の兼ね合いで那覇からすぐに本土に飛べないこともあり、翌日のフライトになってしまうというケースもありえます。
そのため、飛行機や宿を予約する際は、本土への移動も考慮してスケジュールを綿密に立てておく必要があるといえるでしょう。
与那国島のおすすめのホテル・民宿5選
「せっかく旅行に行くならば、与那国島の宿に泊まりたい!」という方も多いと思います。
与那国島の宿は限られているため、早めに予約しておくことが大切です。
実際に、最近では5か月先まで埋まっている宿もあり、予定していた旅行の日取りでは宿が取れないということもありえます。
そのため、与那国島の旅行を検討する際は、宿をとることを優先して行動することをおすすめします。
ただし、どんな宿があるか分からなくて行動に移せないという方も少なくないはずです。
そこでここからは、与那国島でおすすめのホテルや民泊をご紹介させていただきますので、旅行計画を立てる際の参考にしてください!
①与那国むんぶステイ祖納
むんぶステイ祖納は、与那国島で最も大きい集落である祖納にある宿泊施設です。
一見すると小屋のような外観をしており、各部屋が独立した1棟で建てられています。
シャワーやトイレといった設備は、202号室はなし、203号室はありという形で部屋によって有無が変わります。
しかし、管理棟に共用の設備があり、必要な設備は宿の中に揃っているので安心です。
ベッドに関しても広々としたものが2つ備え付けられているため、旅の疲れをしっかりと癒せます。
さらに、台所や冷蔵庫といった設備もあるため、長期的に滞在したい場合にも使いやすい宿です。
また、集落内にあるため、個人商店や飲食店にも行きやすいなど、祖納集落を巡ったり行動したりする際に便利な宿です。
②旅の宿かふう
旅の宿かふうは古民家的な雰囲気を持ちながら、家庭的な空気にほっこりできる宿です。
赤瓦屋根など沖縄らしさを感じる外観をしているため、与那国島に来たことを実感できるでしょう。
旅の宿かふうで提供されている宿泊プランは朝食と夕食付のプランのみで、素泊まりでの利用はできません。
ただ、与那国島で取れた魚を使った夕食など、与那国島の食材を使ったおいしい食事を提供してもらえるため、島のグルメを味わいたい方にぴったりの宿です。
浴室やトイレは共有スペースで管理されており、部屋は4.5畳の部屋と6畳の部屋がそれぞれ3室用意されています。
宿泊するうえで必要な設備は揃っているため、快適に過ごすことができるでしょう。
さらに、旅の宿かふうからはナンタ浜が近く、徒歩5分で遊びに行けます。
きれいなビーチで本土での暮らしを忘れてリラックスすれば、ストレス発散になること間違いなしです。
③与那国島ゲストハウスFiesta
ゲストハウスFiestaは、与那国空港から車で約10分の距離にあるゲストハウスタイプの宿です。
ドミトリータイプの部屋と個室タイプの部屋が用意されており、旅で出会った人と交流したい場合もプライバシーを重視して宿を選びたい場合にもぴったりです。
特に個室タイプにはプレハブの離れ小屋などもあるため、宿で一人で過ごしたい場合にも問題ありません。
また、ドミトリータイプを利用する場合は、トイレやシャワーなどを共有で利用することになりますが、男女をしっかりと分けられているため、安心して使えます。
また、素泊まりのみで対応しているため、朝食や夕食は自分で対応する必要があります。
しかし、共有設備には調理器具などの充実したキッチンがあり、島内で買ってきたものを調理することが可能です。
宿泊者同士が集まれる共有リビングもあるため、多くの人と交流してゲストハウスらしさを体感したい方にとって嬉しい宿泊施設といえるでしょう。
④ホテル入船 別館 バンブーヴィラ
「宿泊者同士で交流してみたい」「リゾートらしい豪華な宿に泊まりたい」という方には、ホテル入船 別館 バンブーヴィラがおすすめです。
海を見渡せる大きな家のような宿泊施設であり、共有部である大きなリビングで食事や宿泊者同士の交流ができます。
寝室は全部で6室あり、合計で15名以上の宿泊が可能です。
貸切にすればサークルなどの団体で利用することもできます。
また、ドミトリータイプではなく個室が用意されるため、交流はしたいけど知らない人と寝るのは避けたいという場合でも安心です。
比川浜を見下ろせる丘の上にあるため、宿からみえる景色が非常に美しいのも魅力といえます。
バルコニーから比川浜を眺めれば、リゾート地で贅沢な暮らしをしているかのような気分になれるでしょう。
⑤民宿てぃだん
旅ではアットホームな民宿に泊まりたいという方には、民宿てぃだんがぴったりです。
笑顔の素敵な女将さんが迎えてくれます。
「てぃだん」は与那国島の方言で「太陽」という意味になりますが、その名の通り民宿からは日本最後の夕日を見ることができるのです。
天気の良い日は台湾も見えるため、与那国島ならではの景色を目にしたい方はぜひ訪れてみてください。
また、宿の一階は居酒屋になっているため、観光客や島の人で賑わうのも楽しいポイントです。
せっかく旅行に行くなら地元の人と交流してみたいという人にぴったりでしょう。
さらに、宿は久部良集落の中にあり、久部良港からは徒歩5分の位置のため、宿を拠点に集落内を巡る際も便利です。
場所は与那国空港より車で約10分の距離にあり、空港からの移動にそれほど時間がかからないのも魅力的といえます。
海水浴のできるナーマ浜も近くにあるため、与那国島のきれいな海で泳ぎたいという方におすすめできる宿です。
与那国島のおすすめスポット5選
与那国島を訪れる際に必須の観光スポットは外したくありません。
ただし、与那国島旅行が初めての場合、どこを巡れば良いか困る方もいるかもしれません。
ここからは、どの観光スポットを訪れようか検討している方に向けて与那国島でおすすめのスポットをご紹介させていただきます。
①日本最後の夕日を眺められる!ダンヌ浜
日本最西端にあるとされる与那国島は、日本で最後に沈む夕日を見られる場所として有名です。
そして、ダンヌ浜は夕日を眺めるのにぴったりなスポットです。
丸いアーチで切り抜かれた瑠璃色の海が美しく、フォトスポットにもなっています。
そのため、そこから美しい夕日を眺めれば、感動すること間違いなしでしょう。
場所としては、与那国空港と久部良集落の中間あたりにあり、トイレやシャワーといった設備も揃っているため便利なビーチです。
②天気が良ければ台湾が見られる!日本最西端の碑
日本最西端の地に来たと実感したいなら、西崎(いりざき)に向かいましょう。
西崎(いりざき)は、人が入ることのできる場所としては日本の中で最西端の位置にあります。
そして、日本最西端の岬の証として日本最西端の碑が建てられています。
記念撮影をすれば、思い出になること間違いありません。
また、この場所では天気が良ければ、隣国である台湾の風景を見ることもできるため、まさに与那国島でしか味わえない景色を目にすることができます。
さらに、西崎は日没が見られる場所でもあります。
夕日が沈みゆく光景をじっくりと見れば、与那国島に来て良かったと感動できること間違いありません。
行き方としては、与那国空港から西へ車で10分ほど走ると到着します。
西崎展望台を目印に坂を上れば、碑が設置されている場所にも行くことができます。
③崖下に広がる絶景!六畳ビーチ
与那国島には、海沿いに浦野墓地という広大さが珍しい墓地群が存在します。
その墓地群を抜けた先の東にあるのが、六畳ビーチです。
与那国島には三畳ビーチや四畳半ビーチなどのビーチがあり、どれもその名の通り、小さくこじんまりとしたビーチです。
六畳ビーチもその名から連想できるように、とても小さなビーチですが、海の青さや崖から見える景色に感動する方が多くいます。
また、ところどころ険しい岩肌を超える必要があるものの、浜に下りることもできます。
岩に囲まれた砂浜はまさに秘境のようであり、プライベートビーチのような感覚が味わえる場所です。
安全優先で行動したい場合は上から眺めるだけに留めるべきですが、それだけでも透明度が高いため、美しい海に感動するでしょう。
与那国島に行くのであれば、一度は見ておきたい景色です。
④ダイバーの憧れの地!海底遺跡
与那国島は、実はダイバーにとって憧れの地とも言える場所です。
その理由は与那国島の海には数万年前に古代人が作ったのではないかといわれている海底遺跡が存在するからです。
実際のところ人工物なのか自然に発生したものなのかどうかについては謎が多く、ロマンを感じられるスポットといえます。
与那国島では、そんな海底遺跡を船で観察できるツアーも実施されています。
展望室から座ったまま水中を観察することができるため、普段は見れない景色に感動すること間違いありません。
ダイビングには資格や講習などが必要になるので、初心者にはハードルが高く感じるかもしれませんが、船でのツアーであれば問題がない点も嬉しいポイントです。
また、ツアーでは海底遺跡だけでなく水中を泳ぐ魚たちも観察できるので、自然の水族館として眺めるのも楽しいでしょう。
⑤与那国島のシンボル!立神岩
与那国島のシンボルとして、島の南東部の海岸にそびえ立つ岩である立神岩も一度は目にしておきたいものです。
立神岩には伝説があるのですが、その迫力のある特殊な形状を目にすれば、伝説ができるのも納得できるでしょう。
ちなみに、伝説は海鳥の卵を取ろうと立神岩に登った若者が、下りられなくなり神に祈って眠ったところ、目を覚ました時には無事に戻れていたという内容です。
そして、立神岩を見られる場所は2つあります。
一つはサンニヌ台の駐車場から約600m西に行った場所にある展望台です。
もう一つはその展望台から約500m西に見下ろして見る展望スポットがあります。
与那国島の伝説に触れたいという方は、訪れてみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、沖縄の離島の一つである与那国島へ旅行したい方に向けて、与那国島の概要や飛行機、宿についてご紹介させていただきました。
与那国島は那覇から手軽にいける離島ではあるものの、日帰り旅行は少し難しいです。
そのため、初めての旅行であれば宿を確保してじっくりと時間をかけて観光を行えるスケジュールを計画しましょう。
与那国島の宿は数が限られていることに加えて、個人で経営されているところも多いため、行き当たりばったりな行動はおすすめできません。
旅行の日取りが決まった時点で予約に動くなど、スケジュールの調整や旅行の計画をしっかりと行いましょう。
与那国島はのんびりとした空気が魅力的であり、日頃のストレスから解放される場所です。
南国の離島ならではの美しいビーチはもちろん、神秘的な海底遺跡などの大自然に圧倒されるでしょう。
そんな多くの魅力がある与那国島で楽しくゆったりと過ごすためにも、アクセスや地域の特性などを事前にリサーチして、現地で思う存分楽しんでみてください。
最後までご覧いただき誠にありがとうございました。